剣と魔法の存在しないノンフィクション冒険譚【破天荒フェニックス】

剣と魔法の存在しないノンフィクション冒険譚【破天荒フェニックス】

皆様、こんばんは。

春の訪れと思いきや、なかなか暖かくなりませんね。
風邪など引かないよう気合を入れていきましょう!
またまた最近、読んだ本をご紹介したいと思います。
今回の本は直近で読んだ本の中で個人的には一番面白かったものです!

著者

著者はメガネ屋さん株式会社OWNDAYSの代表 田中修治氏です。
もともと、畑違いの業界からメガネ屋に飛び込み、本書の舞台である潰れかけのオンデーズをOWNDAYSとして再生したタイトル通り破天荒な人です。

内容

本書は、前述の通り、舞台は倒産しかけのメガネ屋オンデーズ。
メガネ業界に全くの素人として飛び込んだ田中社長が幾多の危機や裏切りを経て現在のOWNDAYSへと再生、成長させていくノンフィクションの物語です。

所感

胸アツの一言です!
500ページ近い本ですが、どんどん読み進めていけます。
個人的に喩えるならば、タイトルにも付けたとおり、「剣や魔法の存在しない現代ビジネス社会のノンフィクション冒険譚」といった感じです。
小説としての情景描写の豊かさもさることながら、RPGでもやってるかのような登場人物達、特に社長である田中さんと参謀の奥野さんは全く反対の性格で、
かたやイケイケドンドンの田中さんと堅実慎重派の奥野さん。
このコントラストが絶妙で物語に引き込まれます。二人のやり取りは必見です。
また、捨てる神あれば、拾う神あり。ピンチのときに裏切る人もいれば、心意気だけを買って助けてくれる藤田社長のような超絶に仏のような漢も登場します。とにかく、目まぐるしく状況の変わるOWNDAYSにハラハラしっぱなしです。
そして、最後には当事者でもないのに本当に良かったね!と言えるような、物語に入り込める内容となっています。命がけで真剣に生きている人は報われるんだなぁと勇気をもらった気がします。筋肉も某戦闘民族もしかり、傷ついて再生すると更に強くなるのでしょう。私もギリギリの感じを恐れず生きていきたいと思います。

本当に面白いので是非とも読んでください!

それでは、今日はこの辺で!