人類は何処へ向かうのか?【ホモ・デウス 上・下】
- 2019.03.10
- 教養
皆様、こんばんは。
相変わらず花粉が猛威をふるっている今日この頃、花粉ニモ負ケズ
最近、読んだ本をご紹介したいと思います。
著者
前回ご紹介したサピエンス全史の続編になります。著者は同様にユヴァル・ノア・ハラリ氏です。
内容
本書は、前作のサピエンス全史の続編です。前作では人類が今まで歩んできた歴史について書かれていましたが、今回はこれからの人類の歩みについて書かれています。
所感
前述のとおり、本作は前回のサピエンス全史の続編となります。
内容については前回の内容を踏まえたうえで、これからの人類の歩みについての推測が描かれております。
その内容はさながらSF映画のようです。
これからのAI技術、遺伝子操作技術の進歩に伴う既存概念の変化についての記述は大変面白いものとなっております。そして、進歩に伴う変化に対応していかなければ、置いてけぼりになるという考察については納得せざるを得ない説得力がありました。宗教、教育等の概念が変化するタイミングが近い将来に訪れるのではないかと考えさせられます。今後は疑問を持たず環境をただ享受するだけになってしまい思考することをしなくなる人と環境を理解し思考する人との差が極端に開いていくのではないかという不安も感じました。文明の進歩は尊いですが、それによって失われるものもまた然りといったところでしょうか。
百聞は一見に如かず。是非ご一読いただきたい!
それでは、今日はこの辺で!
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