ウインストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男
- 2018.05.26
- 教養
皆様、こんばんは。
本日は、今日観たオススメの映画をご紹介したいと思います。
ウインストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男
原題:DARKEST HOUR
公開日:2017年11月22日(米)、2018年3月30日(日本)
監督:ジョー・ライト
主演:ゲイリー・オールドマン
熊本では公開が遅く、4月末の公開でした(笑)
6月に終わるということだったので、なんとかギリギリで観ることができました(汗)
コチラが予告編です。
日本人の特殊メイクアーティスト 辻一弘氏が参加し、
メイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞したことでも話題になりましたね。
同じ日本人として誇らしい限りです。
そしてコチラ。パンフレットには師匠のライナーズノーツが掲載されております。
さすが、チャーチルマニアの師匠。
時代背景による説明とちょっとした薀蓄が素晴らしい。
所感
物語はナチスドイツ時代のイギリスが舞台であり、1940年5月9日~同年5月28日の間の
チャーチル首相就任からダイナモ作戦(ダンケルクの戦いにおける大規模撤退作戦)実行までに
焦点を当てた作品となっております。
この約1ヶ月という短い期間の中で世界の趨勢が決まったといっても過言ではないでしょう。
個人的な見どころとしては、チャーチルの信念を曲げない姿勢とそれを演じきる、
ゲイリー・オールドマンの見事な演技ではないかと思います。
ナチスドイツのイギリス本土侵攻間際において、
和平交渉を行うか徹底抗戦を行うかで葛藤するシーンがあるのですが、
その時の憔悴しきった状態、反してそこから徹底抗戦を決心するときの力強い姿勢を
見事に表現しているのには驚きました。
ウインストン・チャーチルに関する映画は過去にいくつか製作されていますが、
また新しく映画ができるということは、世界情勢が安定しない時代だからこそ、
人々が強いリーダーを求めている証拠ではないでしょうか。
劇中に自己保身とチャーチルの批判をする議員が登場しますが、
チャーチルは一切耳を貸さず己の信念を貫きます。
ナチスドイツとの徹底抗戦決定においては、最後は政敵まで味方につけるようになります。
日本の田中角栄にも通ずるところがあったのではないかと個人的には思いました。
また、師匠の格言「女房の目に英雄はなし」の例に漏れず、
クレメンティーン・チャーチル夫人には弱い等ところどころチャーミングな点も見どころです。
やはり、男は相棒の女で決まると感じざるを得ませんでした(笑)
最後に、劇中最後に流れたチャーチルが残した言葉をご紹介したいと思います。
「成功も失敗も終わりではない。肝心なのは続ける勇気だ。」
何事もそうですが、自分がやると決めたからにはどんなに逆境があろうとも
強い意志を持って続けること、事を成すにはそれしかないのでしょう。
私の理想とするダンディズムにも通ずるところがあります。
カッコいい漢とは?ということに興味のある方には是非ご覧いただきたい一作です。
次はシューマンズバーブックですを観たいのですが、熊本は6月からなんだよなー(笑)
それでは、今日はこの辺で!
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