それぞれの漢の生き様【世界ノンフィクション全集3巻・5巻】
皆様、こんばんは。
もうすっかり夏ですね。
スパイシーハイボールの恋しい季節となりました。
週末は是非とも、サロン・ド・シマジへ足を運んでみてください!
さてさて、今日はシマジ推薦図書のご紹介です。
著者
世界ノンフィクション全集(全50巻)。
著者はその話ごとに異なるのですが、タイトルの通り世界各地のノンフィクションを集めた作品となっております。今回はその中でも5巻より「タイタニック号の最後(原題:A NIGHT TO REMEMBER)ウォルター・ロード著」と3巻より「翼よ、あれがパリの灯だ(原題:THE SPIRIT OF ST.LOUIS)チャールズ・A・リンドバーグ著」
内容
まずは、「タイタニック号の最期」について、こちらは言わずもがな、豪華客船タイタニック号の沈没までの実録について描いてある作品です。見どころとしてはスミス船長の責任と最期にあると言っても過言ではないでしょう。助かった人たちよりも、悲劇ではありますが、犠牲になった人たちの生き様を見てほしいところです。
そして、「翼よ、あれがパリの灯だ」はNYとパリ間の無着陸飛行達成までの本人の手記による実話です。こちらは歴史的記録達成までの過程がとてもワクワクする内容となっています。以前紹介した破天荒フェニックスにも通ずるところがあり、私はかなり好きな内容でした。
所感
そもそも、この世界ノンフィクション全集は、東京出張の際にサロン・ド・シマジで話題に挙がったものの入手が困難ということで、島地勝彦公認古本ハンターのジンボ君に手配してもらったものです。なんとか全巻手配してもらいました(笑)
さてさて、肝心な内容ですが「タイタニック号の最期」は悲劇ということもあり、正直苦手な内容でした。
しかし、スミス船長の漢としての生き様と矜持には、漢としてはかくありたいというような畏敬の念を覚えました。(実際に最期がどうだったのかは謎のままのようですが)
「翼よ、あれがパリの灯だ」は飛行中の話だけではなく、個人的にはそこに至るまでのリンドバーグの情熱と努力、そして、その想いを買ってくれた応援者たちとのやり取りがすごく熱いなと感じました。狂って何かに打ち込む人には熱狂的なファンがつくのはどの時代であっても世の常なのでしょう。
また、今では当たり前になっている航空業界ですが、1927年当時はあまり大衆には受け入れられてはいなかったそうです。過去のノンフィクション作品を通してこうした時代背景や歴史を学べるのも楽しいものですね。
まだまだ、残りの話が残っておりますが、まったりと読み進めて行こうと思います。
それでは、今日はこの辺で!
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