心筋梗塞~原因と予防~
- 2018.12.09
- 健康
皆様、こんにちは。
今日は、少しマジメな話をひとつ。
年の瀬で急激に寒くなった今日此の頃、我らが教祖シマジ師匠が先日、心筋梗塞になったということもあり、覚書をしておこうと思います。
かくいう私の父も今年の前半に心筋梗塞になったということもあり、他人事ではないので是非ともご注意いただきたいところです。
心筋梗塞とは?
心筋梗塞とは、加齢に伴い動脈の血管壁にコレステロールがたまり動脈硬化が進むことで血管が狭くなっていき、最終的に血栓ができ血管がつまってしまうことにより起こる病気です。排水管にヘドロが詰まって流れなくなるようなイメージでしょうか(例えがアレですが・・・)
また、血栓が脳に飛び脳梗塞ひいては認知症発症にまで波及する場合も多々あるようです。
父が入院したときに、担当医からの説明があったのですが、心筋梗塞を起こした場合、3人に1人はそのまま亡くなってしまうということでした。
しかも、来るときは突然来るので対処というのができず質の悪いものです。
父の場合は幸いにも職場で発症し、意識もある状態だったので大事に至ることはなかったのですが、これが1人のときだったり、ましてや運転中のときだった場合は、処置の遅れや最悪他人を巻き込んでしまう恐れがあるので、次に書く原因に当てはまる方はくれぐれもご注意を!
原因
発症のメカニズムは前述のとおりです。
直接の原因については心筋梗塞にかぎらずよく言われていることになります。
・肥満
・糖尿病
・高脂血症
・喫煙
また、引き金になる要因としては以下のようなものが挙げられます。
・疲労
・睡眠不足
・ストレス
父の場合、直接の原因については、数え役満です(笑)
そして、引き金になったのはストレスだったように思います。
病は気からとは言いますが、現代社会において大半の病気はストレスが起因しているのではないでしょうか。
愛煙家の方には辛いでしょうが、喫煙も要因の1つになっているのも否めません。こと心筋梗塞においては喫煙による血管の収縮により血中のゴミ同士(上図参照)がひっつくことにより血栓になるということがあるようです。
また、他人事ではないですが、デブは百害あって一利なしという悲しい現実(笑)
心筋梗塞になってしまったら?
心筋梗塞になってしまった場合については、大まかには2つの方法があります。
冠動脈形成術
医療用バルーンによって、動脈を拡張する手術です。
バルーンによってうまく拡張できない場合は、医療用のステント(網状の筒)で補強することで動脈を強制的に拡張させます。
バルーンで拡張する前に医療用の掘削機のようなもので、まずは動脈硬化部を削り吸い出すことを行うようです。父の場合、ミミズのような血栓が出てきたというので驚きです。
冠動脈バイパス術
前述のバルーン手術ができない場所が患部であったり、バールン手術による危険性が高い場合に施される方法です。読んで字のごとく詰まった箇所とは別の箇所に血液の通り道を作る方法です。ただし、糖尿病を患っている場合などは傷の回復ができない(遅い)ことから、この手術ができない場合もあるようです。
心筋梗塞の予防
予防については、原因の項にある要因に気をつけると言ってしまえば簡単ですが、なかなかに大変です。なので、普段確実に行う食事から予防に必要な栄養素の観点で記載したいと思います。
ビタミンE
心筋梗塞の要因として動脈硬化があるのは前述のとおりです。
では、動脈硬化はどのようにして起きるのかという話ですが、人間の体も所詮は消耗品です。加齢に伴う経年劣化は免れません。本来は正常に伸び縮みができていた血管が固くなり、血液の流れが悪くなることでコレステロール等血中のゴミがたまりやすくなります。
ビタミンEは抗酸化力があり、自身が酸化されることにより細胞膜の酸化を防止する力があります。また、血液の凝固を抑制し、血流の改善に働きかけ、血管の健康が保たれることで、悪玉コレステロールを追い出すため動脈硬化の予防に貢献します。
成人男性に推奨されるビタミンEの1日の摂取量は6.5mgで、これはアーモンド23gから摂取できるようです。
※その他、EPAやDHA等もありますが、情報を収集して後日追記したいと思います。
まとめ
体が資本とは正にそのとおりで、美味い酒や料理を楽しむにも健康でなくてはいけないし、美味い酒や料理を楽しむために稼ぐにも健康でなくてはいけません。
健康が一番!この記事が皆様の健康の一助となれば幸いです。
余談。
IT関係の仕事に携わる身としてふと思ったのですが、前述のとおり人間の体を消耗品として見たとき、大病を患ったときに一番早いのは患部を取り替えるのが手っ取り早いのではと思いました。運用しているシステムにおいても障害や災害対策としてバックアップを取っておくというのは当たり前です。コンピュータは人間の脳を模して作られたという経緯もあり、逆も然りではなかろうかと。SFの話になってしまいますが、脳もつまるところ電気情報の集合体なので、脳の情報を生体部品に移入するという技術が確立されれば理論上は可能なのかなと。倫理観を抜きにした場合、クローン技術で自分の同一個体をバックアップとして用意していれば、万が一のときは、バックアップ情報をリストアするということが遠くない未来には実現するのかも・・・。そうなったら、不老不死という概念も夢ではなくなるのかなぁとか。
中二病乙。ということで今日はこの辺で(笑)
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