和製ジェントルマン
- 2018.06.09
- シマジ教
皆様、こんばんは。
蒸し蒸しとした暑さが本格化してきた今日此の頃、いかがお過ごしでしょうか。
今日は、私が昨年から愛読しているメンズプレシャスに白洲次郎についての興味深い特集が組まれていたのでご紹介します。
白洲次郎とは?
戦時下、戦後の実業家であり、吉田茂の側近として敗戦後GHQとの交渉等で活躍された方です。(Wikipedia参照)
綿貿易で巨万の富を築いた父・白洲文平の次男として銀の匙をくわえて生まれました。(1902年)
また、白洲家は兵庫県の三田藩に代々仕えてきた家系であったようです。
裕福すぎる幼少期を過ごし、17歳でイギリスのケンブリッジ大学で学ぶため渡英。
そこで、紳士としての素養を学び、帰国後、数社の取締役を歴任し、旧知である吉田茂ともにGHQとの交渉で活躍するに至ります。
GHQからは「従順ならざる唯一の日本人」と呼ばれていたそうです。
何が興味深いのか
当ブログのテーマ「ダンディズムとは何か」(一応、私のテーマです(笑))ということを地で体現しているという点でしょうか。
白洲次郎は1985年に83歳でその生涯を閉じますが、とにかく年齢ごとの色気がスゴい!
当時でいうイケメンとは一線を画して圧倒的にカッコ良かっただろうなというのが写真からわかります。(メンプレをご参照ください)
間違いなくモテまくっただろうな感が滲み出ています(笑)
そして、嗜みの知識は車、ウイスキー、ワイン、小物、時計、スーツを含むファッションに至るまで幅広く精通していたようです。
また、漢としての生き方も一級品です。
やはり、戦後から今の日本に至るまでを支えた人達の生き方にはそれぞれ異なりますが各々に美学があるように思います。
白洲次郎の場合は「プリンシプル(principle)を持って生きる」ということに重きを置いていたようです。
※プリンシプル(principle)とは「筋の通った原理原則」といったニュアンスのようである。
白洲次郎から学ぶダンディズム(私的感想)
・筋の通った己の考えを持つ
・言い訳をしない
・ユーモアを欠かさない
・嗜みを持つ
特集を読んで、私なりに白洲次郎の生き方から学べたと思うのは上記4点。
「筋の通った己の考えを持つ」は「信念を持つ」と置き換えられるのではないでしょうか。
「言い訳をしない」これについては耳が痛い(笑)
「ユーモアを欠かさない」人間社会における生活では潤滑油のようなものではないでしょうか。
「嗜みを持つ」多かれ少なかれ人生を豊かにするためのこだわりみたいなものですかね。
メンプレ自体がダンディズムを追求するというテーマがあるのですが、
なぜ今、白洲次郎についての特集が組まれたことについての自分なりの考察としては、
現代日本において、外見のカッコ良さはあれど、中身までカッコ良いという人はなかなか見つからないから
というところではないでしょうか。・・・と偉そうに考察してみましたが、
とにかく、自分の理想とするモデルみたいなものが少しは見えたような気がします。
興味のある方は是非ご覧になられてみてください。
それでは、今日はこの辺で!
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